イブニングレクチャー
2016年08月15日(月) 担当:亀田裕介(助教)
Reference:
Title:
Intravitreal ranibizumab for diabetic macular oedema in previously vitrectomized eyes.
Author:
Laugesen CS
DATA:
Acta Ophthalmol. 2016 Jul 30. doi: 10.1111/aos.13160.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27473397
Discussion:

硝子体手術眼の糖尿病黄斑浮腫に対するラニビズマブ硝子体注射

VEGF硝子体注射の有効性は様々な大規模臨床研究にて報告されているが、これらの試験は有硝子体眼での報告がほとんどで、硝子体手術を施行された無硝子体眼での報告はない。本研究ではデンマーク国内にて過去に硝子体手術を施行された患者で、その後に糖尿病黄斑浮腫に対してラニビズマブ硝子体注射を施行された患者2833眼について、視力・OCTによる中心窩網膜厚等を検討した。結果はOCTによる中心窩網膜厚は412μm(注射前)352μm(注射後)となり有意に改善したが、視力は注射前後で有意な変化はなかった。以上のようなことから硝子体手術眼のラニビズマブ硝子体注射では視力を中心として注意深くモニタリングする必要があると考えられた。
Category:
2016年08月13日(土) 担当:小田友里(後期研修医)
Reference:
Title:
Topical Administration of Pirfenidone Increases Healing of Chronic Diabetic Foot Ulcers: A Randomized Crossover Study.
Author:
Janka-Zires M
DATA:
J Diabetes Res. 2016;2016:7340641. doi: 10.1155/2016/7340641. Epub 2016 Jul 10.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27478849
Discussion:
非感染性の糖尿病性足潰瘍においてピルフェニドンを併用した治療は潰瘍サイズを縮小させ、完全閉鎖率を上昇させることができた。
Category:
2016年08月12日(金) 担当:西脇唯(後期研修医)
Reference:
Title:
Contribution of abnormal insulin secretion and insulin resistance to the pathogenesis of type 2 diabetes in myotonic dystrophy.
Author:
Perseghin G
DATA:
Diabetes Care. 2003 Jul;26(7):2112-8.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12832322
Discussion:
若い非糖尿病のMyD患者ではインスリン感受性は保たれており、インスリン分泌に関しては早期に過剰な分泌がみられた。空腹時、insulin-clump施行時、OGTT施行時全ての検査において高プロインスリン血症が認められ、MyD患者におけるインスリン分泌異常に特徴的と考えられた。これはMyD患者において、Ⅱ型糖尿病発症のリスク因子としてインスリン抵抗性よりも良い指標となる可能性がある。
Category:
2016年08月10日(水) 担当:石澤香野(助教)
Reference:
Title:
Increased Risk of Incident Chronic Kidney Disease, Cardiovascular Disease, and Mortality in Diabetic Patients With Comorbid Depression.
Author:
Novak M
DATA:
Diabetes Care. 2016 Jun 16. pii: dc160048.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27311494
Discussion:
うつ合併がCKD及び全死亡リスクを上昇させる。
Category:
2016年08月09日(火) 担当:滝田美夏子(後期研修医)
Reference:
Title:
Coprogression of Cardiovascular Risk Factors in Type 1 Diabetes During 30 Years of Follow-up in the DCCT/EDIC Study.
Author:
Writing Group for the DCCT/EDIC Research Group.
DATA:
Diabetes Care. 2016 Jul 19. pii: dc160502.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27436274
Discussion:
血糖とその他CVDリスクファクターの関連は脂質(G、LDL-C)が1番強かった。現在のHbA1cがその他リスクファクターとの関連が強く過去の HbA1cよりも現在のHbA1cがその他のCVDリスクファクターと関連していた。CVDリスクファクターにおいてメタボリックメモリーよりも現在のHbA1cが1番密接に関与することが示唆された。
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