イブニングレクチャー
2016年09月01日(木) 担当:宇治原典子(准教授)
Reference:
Title:
Clinical Manifestations of Kidney Disease Among US Adults With Diabetes, 1988-2014.
Author:
Afkarian M
DATA:
JAMA. 2016 Aug 9;316(6):602-10. doi: 10.1001/jama.2016.10924.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27532915
Discussion:
DKDの有病率は年代による変化はなく、28-26%であった。Albuminuriamacroalbuminuriaは時代とともに減少したが、eGFR低下、高度eGFR低下は時代とともに増加していた。Alubuminuria の減少には人種差と年齢差がみられた。人種ではnon-hispanic whiteでのみ認められたが、これは高脂血症や高血圧の治療率がnon-hispanic whiteで高かったのが理由かもしれない。年齢では65歳以下でAlubuminuria の減少を認めた。

今後はeGFR低下を阻止する治療法を確立させる必要がある。

Category:
2016年08月31日(水) 担当:神原美沙(後期研修医)
Reference:
Title:
Development of Early Adiposity in Infants of Mothers With Gestational Diabetes Mellitus.
Author:
Logan KM
DATA:
Diabetes Care. 2016 Jun;39(6):1045-51. doi: 10.2337/dc16-0030. Epub 2016 May 12.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27208326
Discussion:
GDM妊婦より出生した児→体脂肪細胞増殖しやすい。
・胎内環境時の影響?
・母乳の影響?
Category:
2016年08月30日(火) 担当:田中紗代子(後期研修医)
Reference:
Title:
Subclinical hypothyroidism is an independent predictor of adverse cardiovascular outcomes in patients with acute decompensated heart failure
Author:
Tomohiro Hayashi
DATA:
ESC heart failure.2016 Mar24;3:168-176. doi:10.1002/ehf2.12084
Abstract:
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ehf2.12084/full#publication-history
Discussion:
ADHFにて入院時測定したTSH値はその後の新たなcardiac event発症の予測因子となりうることが分かった。
※これまで提唱されていたlowT3とHFの関連についてはT3は半減期が短く心不全の急性期~慢性期それぞれの相で変動をきたし、長期的な予後因子とは考えにくいと考察されている。
Category:
2016年08月29日(月) 担当:内潟安子(教授・講座主任)
Reference:
Title:
1、2のまとめ
Author:
DATA:
Abstract:
Discussion:

以上より、βブロッカーは低血糖による交感神経反応を減弱させ、心血管にはよい影響を与えることが想像される。しかし、βブロッカー存在下でも、致死的不整脈に繋がるQTc延長は減弱しなかった(Reno, CM, Diabetes 62:3570, 2013)。QTc延長は低血糖直接作用と考えられる。

Category:
2016年08月29日(月) 担当:内潟安子(教授・講座主任)
Reference:
Title:
2、Intensive Glycemic Therapy in Type 2 Diabetes Patients on β-Blockers.
Author:
Tsujimoto T
DATA:
Diabetes Care. 2016 Jul 26. pii: dc160721.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27460066
Discussion:

2は、さらに調査を進めてACCORD試験のデータを、βブロッカー服用有無にわけて心血管イベントを比較したものである。βブロッカーなしの強化群と従来群の間には心血管イベント率の有意差はないが、服用している強化群を服用している従来群と比較すると、有意に強化群のイベント率が低く推移した。βブロッカーを服用していると強化治療がより効果的になる可能性がある。

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