モーニングレクチャー
肥満
2024年05月23日(木) 担当:西脇 さくら(初期研修医2年)
Reference:
Title:
Timing of Moderate to Vigorous Physical Activity, Mortality, Cardiovascular Disease, and Microvascular Disease in Adults With Obesity
Author:
Angelo Sabag
DATA:
Diabetes Care . 2024 May 1;47(5):890-897
Abstract:
https://doi.org/10.2337/dc23-2448
Discussion:
2 型糖尿病患者または 2 型糖尿病のリスクがある成人にとって、夕方の MVPA が健康に与える大きなメリットを強調しています。この研究の結果は、MVPA の総量を超えて、特に夕方の MVPA のタイミングが、他のタイミング ウィンドウと比較して一貫して死亡リスクが最も低いことと関連していることを強調しています。心血管代謝疾患の管理をターゲットとしたライフスタイル介入の潜在的な要因として MVPA のタイミングをさらに調査するには、今後の試験とデバイス ベースのコホート研究が必要ですが、入手可能な証拠は、夕方の MVPA が適切な治療戦略である可能性があることを示唆しています。
2024年04月25日(木) 担当:大栗 香子(初期研修医2年)
Reference:
Title:
Differential Impact of Obesity on the Risk of Diabetes Development in Two Age Groups: Analysis from the National Health Screening Program
Author:
Tae Kyung Yoo
DATA:
Diabetes Metab J 2023;47:846-858
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37915188/
Discussion:
韓国の成人における肥満症と糖尿病発症のリスクの関連を調査した。
2009 年から 2014 年までに 40 歳、66 歳の韓国人について追跡調査を行った。
結果として全肥満と腹部肥満は年齢や性別に関係なく糖尿病のリスクを増加させる。
また糖尿病発症に対する全身肥満と腹部肥満の影響は年齢と性別によって異なっていた。
年齢や性別による肥満の影響の違いを確認するためには、今後の前向き研究が必要である。
Category:
2型糖尿病肥満
2024年04月18日(木) 担当:学生(5年) 伊山・社本・田中・野口・八木
Reference:
Title:
Continued Treatment With Tirzepatide for Maintenance of Weight Reduction in Adults With Obesity: The SURMOUNT-4 Randomized Clinical Trial
Author:
Louis J Aronne
DATA:
JAMA . 2024 Jan 2;331(1):38-48.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38078870/
Discussion:
チルゼパチドの投与を中止した肥満もしくは過体重の成人は体重が部分的に戻ってしまったが,チルゼパチド継続により体重減少効果は維持された.
2024年02月29日(木) 担当:花井 豪(講師)
Reference:
Title:
Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity without Diabetes
Author:
A Michael Lincoff
DATA:
N Engl J Med . 2023 Dec 14;389(24):2221-2232.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37952131/
Discussion:
心血管病の既往があり,かつ過体重あるいは肥満を有する非糖尿病患者において,週1回のセマグルチド2.4mg皮下注射は,プラセボに比し,心血管死・非致死性心筋梗塞・非致死性脳卒中の発症を有意に抑制した.

2024年02月08日(木) 担当:中神 朋子(教授)
Reference:
Title:
Hemoglobin A1c and Type 2 Diabetes Incidence Among Adolescents With Overweight and Obesity
Author:
Francis M Hoe
DATA:
JAMA Netw Open . 2024 Jan 2;7(1):e2351322.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38231515/
Discussion:
・米国の肥満(BMI 85%タイル以上)青少年において, ベースラインのHbA1cが6%を超えるとT2D発症リスクは上昇する。他の関連リスクとして, 肥満度重症度, 加齢, 女性, アジア・太平洋諸島の人種があげられた。

・最もハイリスクな青少年においてどのような介入(例:生活習慣の変容, 薬物療法, 他の治療法)がT2D進行を最も効果的に予防できるかを評価判断するための今後の研究が必要である。


Category:
2型糖尿病肥満
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