イブニングレクチャー

2023年10月

2023年10月26日(木) 担当:山田 貴大(初期研修医 2 年)
Reference:
Title:
Trajectories of fasting glucose and glycated haemoglobin in obese and non-obese incident diabetes: Results from two large cohort studies
Author:
Hong-Jie Yu
DATA:
Diabetes Obes Metab . 2023 Oct;25(10):2835-2845.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37336785/
Discussion:
肥満の有無に関わらず糖尿病と診断される前の空腹時血糖の経過は同等であった。HbA1cに関しては、肥満糖尿病患者は非肥満糖尿病患者と比較し、より急激に高値となる傾向があった。非肥満患者における糖尿病発症のメカニズムを明らかにするには更なる研究が必要であると考えられた。
Category:
肥満
2023年10月19日(木) 担当:山下 昌幸(初期臨床研修医 2 年)
Reference:
Title:
Prevalence of osteoporosis in patients with diabetes mellitus: a systematic review and meta-analysis of observational studies
Author:
Xueying Liu
DATA:
BMC Endocr Disord . 2023 Jan 3;23(1):1.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36597121/
Discussion:
糖尿病患者の骨粗鬆症の有病率についてのシステマティックレビューとメタアナリシスにより、骨粗鬆症は糖尿病患者によくみられる併存疾患(27.67%)であることが明らかになった。この知見は、糖尿病患者における骨粗鬆症の管理するための対策(専門家のトレーニング、骨粗鬆症および2型糖尿病に対する包括的治療へのアクセスの促進など)が必要であることを強調するものとなり得る。
Category:
2型糖尿病
2023年10月12日(木) 担当:堀之内 佑季(初期臨床研修医 2 年)
Reference:
Title:
Association Between Diabetes Technology Use and Glycemic Outcomes in Adults With Type 1 Diabetes Over a Decade
Author:
Kagan E Karakus
DATA:
Diabetes Care . 2023 Sep 1;46(9):1646-1651.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37458618/
Discussion:
過去10年間に糖尿病技術の導入が増加し、CGMとAIDの使用が増加するにつれて、より多くの人が目標HbA1cを達成していることが示された。CGM単独と比較して、AIDの使用の方がHbA1cの改善率は高かった。
2023年10月12日(木) 担当:中神 朋子(教授)
Reference:
Title:
Rapid Reduction of HbA1c and Early Worsening of Diabetic Retinopathy: A Real-world Population-Based Study in Subjects With Type 2 Diabetes
Author:
Rafael Simó
DATA:
Diabetes Care . 2023 Sep 1;46(9):1633-1639.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37428631/
Discussion:
  • 2型糖尿病において、HbA1cの急速な低下は、軽度または中等度の非増殖性網膜症の悪化に関連しない。
  • 2型糖尿病患者の大部分は網膜症を認めないか、あるいは初期段階である。これらの患者では血糖コントロールの最適化を遅らせるべきではない。網膜症の有無と程度は、集中的な血糖降下治療を開始する前に周知しておくべき重要な情報である。
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