糖尿病センターには、糖尿病・代謝内科と糖尿病眼科が隣り合わせのように並んでいます。よって、眼科的手術が必要な患者様には、以下のような体制で行うことができます。
眼科手術が必要な入院患者様は、"全員"、糖尿病専門医が内科側の主治医となって、手術前から全身の管理を行います。そして、手術当日は、糖尿病センター病棟から、手術室に向かうことになります。手術が終了しても、糖尿病専門医が内科的に術後の管理をきっちりと行い、術後の合併症を少なくしています。
内科医との緊密な連携のもと、糖尿病眼科医は、糖尿病網膜症、白内障、緑内障などの外来診療と入院診療を行っております。平成22年の1年間には、光凝固は780件、硝子体手術は270件、白内障手術は320件 行いました。

また、入院中は、日本糖尿病療養指導士の資格をもった看護師、検査技師、栄養士の面々が、入院患者様の看護、検査、栄養部門を担当しております。
手術の必要な患者様全員が糖尿病専門医による内科管理のもとに眼科手術が行われる医療機関は、日本でも、世界でも珍しく、東京女子医科大学糖尿病センターの特徴といえましょう。