糖尿病センターとは

センター長挨拶

馬場園 哲也先生
東京女子医科大学
糖尿病センター長
馬場園 哲也
2017年4月1日に東京女子医科大学糖尿病センター 内科学(第三)講座 教授・講座主任を拝命しました馬場園哲也(ばばぞのてつや)でございます。就任に際しまして、ご挨拶申し上げます。

当センターは1975年7月に、初代所長の平田幸正教授が開設された、わが国初の「糖尿病センター」であり、以後大森安惠教授、岩本安彦教授、内潟安子教授が引き継がれ、私で5代目の教授・講座主任となります。

糖尿病は、全身にさまざまな合併症をきたすことから、糖尿病専門医の役割は、単に血糖値を良好に維持することにとどまらず、糖尿病の慢性合併症の予防と治療にまでおよびます。
そのため当センターでは、糖尿病性腎症・末期腎不全、神経障害、心臓病、末梢動脈疾患・四肢壊疸、肥満、脂質異常症、妊娠、小児・ヤング糖尿病、高齢糖尿病、遺伝子医学などのサブスペシャリストが、それぞれの合併症や病態に対応して診療しています。また当センターには眼科医が所属しており、糖尿病網膜症などの眼合併症に対し、内科医と眼科医が密に連絡をとって診療にあたっています。さらにメディカルスタッフとして、24名の日本療養指導士認定機構 認定療養指導士の資格を持つ看護師、検査技師、管理栄養士が患者さんのセルフケアを支援しています。

当センターは、日本で最も多くの糖尿病患者さんを拝見しており、デンマークのステノ糖尿病センター、米国のジョスリン糖尿病センターとともに、世界の3大糖尿病センターとして認めていただけるよう、内科および眼科医局員、さらにはメディカルスタッフ一同、努力いたす所存です。各方面からのご支援、ご指導、ご鞭撻、さらにはご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

センターの特色

あらゆる年齢の、あらゆる糖尿病患者さんのトータルケアを目指して設立された、わが国の医科大学で唯一の糖尿病センターであり、内科部門と眼科部門から成り立ちます。
外来診療

外来では、糖尿病一般外来のほか、小児・ヤング糖尿病、腎症(CAPD を含む)、神経障害、妊娠、高脂血症・肥満、フットケア、遺伝子異常による糖尿病などの特殊外来を行っています。


入院体制
病棟では、糖尿病患者さんの教育・治療、重症合併症に苦しむ患者さんの診療に、医師、コメディカルスタッフ一体のチーム医療で全力を挙げて取り組んでいます。

先進的医療の取組み

沿革

 1973(昭和48)年 妊娠外来 開設

 1975(昭和50)年7月 糖尿病センター 開設
初代所長 平田幸正教授
 1978(昭和53)年11月 内科学第3講座 開設
平田幸正主任教授就任(~91年3月)
 1979(昭和54)年 神経障害外来、肥満外来、痛風外来、腎臓外来 開設

 1980(昭和55)年 糖尿病眼科、小児糖尿病外来 開設

 1987(昭和62)年 糖尿病センターへ移転
透析室併設、フットケア外来、ヤング外来 開設
 1991(平成 3)年4月 大森安恵 第三内科主任教授
第2代所長 就任(~97年3月)
 1997(平成 9)年4月 岩本安彦 第三内科主任教授
第3代所長(センター長)就任
 2001(平成13)年 遺伝関連外来 開設

 2003(平成15)年7月 外来部門 総合外来センターへ移転

 2011(平成23)年4月 内潟安子 第三内科主任教授
第4代センター長 就任

 2017(平成29)年4月 馬場園哲也
第5代 内科学(第三)講座 教授・講座主任 就任



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