- Title:
- Interaction of GLP-1 and Ghrelin on Glucose Tolerance in Healthy Humans.
- Author:
- DATA:
- Diabetes. 2018 Oct;67(10):1976-1985. doi: 10.2337/db18-0451. Epub 2018 Jul 31.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30065032
• 消化管ホルモンの相互作用は重要であるが、現在、まだ解明されていない点が多い。本研究では、唯一末梢で産生される摂食促進ペプチドと言われているグレリンと、その逆の作用を持つと言われるGLP-1の関連について評価した。
• 糖代謝異常やその他の疾患を持たない健常者15名に、食事負荷試験を行い、試験の最中に経静脈的に、1)生食のみ注入、2)グレリンのみ注入、3)GLP-1受容体拮抗薬(Ex9)のみ注入、4)グレリンとEx9同時に注入 の4つの状況で検査を行い、その時の糖・インスリンの動向、インスリン分泌率、インスリン感受性、インスリン分泌能、β細胞機能などを評価した。
• その結果、グレリンとEx9を同時に注入した場合は、著明な食後高血糖を認め、それがβ細胞機能障害とグルコース排泄低下に起因するものであることが示唆された。グレリンにEx9を追加してGLP-1活動を阻害することで、GLP-1の影響を受けないグレリン単独での作用が強く現れたと考えられ、グレリンの作用によって、耐糖能の悪化、β細胞機能の低下、グルコースクリアランスの減少を認めた。
• グレリンとGLP-1は糖代謝において正反対の働きをするが、グレリンはGLP-1分泌を刺激しており、GLP-1によって、食後にグレリンの作用を減弱されることが示された。本研究では、グレリンが食後のペプチドYY分泌も増強させることが分かり、グレリンはGLP-1分泌誘発の他にも、消化管ホルモンの調整作用を行っている可能性が高いことが示唆された。消化管ホルモンの相互作用や各々の作用を解明することは、今後も重要であると考えられる。
- Title:
- Posterior subtenon infusion of triamcinolone acetonide as adjunctive treatment to panretinal photocoagulation using pattern scan laser for diabetic retinopathy.
- Author:
- DATA:
- Jpn J Ophthalmol. 2018 Nov;62(6):686-692. doi: 10.1007/s10384-018-0628-z. Epub 2018 Oct 17.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30328560
- Title:
- Combined effect of glycemic and blood pressure control on diabetic retinopathy among Chinese with type-2 diabetes mellitus.
- Author:
- DATA:
- Diabetol Metab Syndr. 2018 Oct 1;10:73. doi: 10.1186/s13098-018-0377-7. eCollection 2018.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30302129
- Title:
- Preoperative Timing of Intravitreal Bevacizumab Injection for Proliferative Diabetic Retinopathy Patients.
- Author:
- DATA:
- Ophthalmic Res. 2018 Oct 31:1-8. doi: 10.1159/000493640. [Epub ahead of print]
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30380554
増殖糖尿病網膜症の手術治療前に抗VEGF薬Bevacizumab を硝子体内投与することで、眼内の VEGF 濃度が大きく減少し、術中術後の出血軽減や手術時間短縮などの点で有効であることが再確認された。
マルチプレックスビーズアッセイ法による房水中の炎症性サイトカイン測定によって、眼内 VEGF 濃度が少なくとも Bevacizumab 投与後5日目までの有意に減少することが証明された。
一方摘出増殖組織の免疫蛍光染色によって、眼内の線維性増殖組織の顕著な増加が投与後 21 日目以降に見られることが示された。
これらを踏まえると術前の Bevacizumab 硝子体内投与は、手術前 7 日以内に施行することが推奨される。
- Title:
- Combined Immunosuppressive Therapy Induces Remission in Patients With Severe Type B Insulin Resistance: A Prospective Cohort Study.
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care. 2018 Nov;41(11):2353-2360. doi: 10.2337/dc18-0884. Epub 2018 Sep 10.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30201849
- インスリン受容体異常症 B 型に対する、多剤免疫抑制療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、高容量ステロイドパルス)、アザチオプリンでの維持療法は、有効かつ比較的安全である。
- インスリン受容体異常症 B 型は高い致死率であるが、多剤免疫抑制療法により治癒が可能となり、推奨されるべき治療法である。



