2019年05月15日(水)
担当:片峰亜季(後期研修医)
Reference:
- Title:
- Association of Self-Reported Sleep and Circadian Measures With Glycemia in Adults With Prediabetes or Recently Diagnosed Untreated Type 2 Diabetes.
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care. 2019 May 2. pii: dc190298. doi: 10.2337/dc19-0298. [Epub ahead of print]
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31048411
Discussion:
肥満のある前糖尿病または1年以内に診断された未治療の2型糖尿病患者を対象にした研究において短時間睡眠、長時間睡眠の両方が高血糖と関連していることが分かった。
・短時間睡眠とシフト勤務は高いBMIと関連していた。
・ソーシャルジェットラグは血糖やBMIと関連は認めなかったが、独立して血圧との関連を認めた。
・短時間睡眠はレプチンの低下、グレリンの上昇、内因性カンピノナイドを上昇させることで、空腹感、食欲及び快楽食物の摂取を促す可能性や交感神経を活性化し、インスリン感受性を低下させる可能性などがある。
・長時間睡眠は体を動かさない生活であることと関連している可能性がある。
2019年05月14日(火)
担当:望月翔太(後期研修医)
Reference:
- Title:
- Hypoglycemia unawareness in type 1 diabetes suppresses brain responses to hypoglycemia.
- Author:
- DATA:
- J Clin Invest. 2018 Apr 2;128(4):1485-1495. doi: 10.1172/JCI97696. Epub 2018 Mar 5.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29381484
Discussion:
低血糖における反応として低血糖自覚1型糖尿病は、非糖尿病で認める脳領域(線条体)の変化を示さないが、角回領域の脳活動増加を示し、低血糖に対する適切な反応を代償メカニズムであり得る.
無自覚低血糖では、脳反応の消失により、低血糖に対する適切な行動が欠如する.
本研究は低血糖頻度の減少が局所脳反応変化を回復できるかどうかを決定するための将来の介入研究の重要性を示している.
Category:
1型糖尿病
2019年05月13日(月)
担当:鈴木裕太(助教)
Reference:
- Title:
- Spatial distribution of early red lesions is a risk factor for development of vision-threatening diabetic retinopathy.
- Author:
- DATA:
- Diabetologia. 2017 Dec;60(12):2361-2367. doi: 10.1007/s00125-017-4424-y. Epub 2017 Sep 7.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28884200
Discussion:
重症糖尿病性網膜症へ進行する可能性が高い初期病変は中心窩耳側領域で、この部位に病変を認めると重症化リスクが 39.5 % 高かった。
Category:
眼合併症
2019年05月11日(土)
担当:藤川広菜(後期研修医)
Reference:
- Title:
- Effect of Roux-en-Y gastric bypass surgery on diabetes remission and complications in individuals with type 2 diabetes: a Danish population-based matched cohort study.
- Author:
- DATA:
- Diabetologia. 2019 Apr;62(4):611-620. doi: 10.1007/s00125-019-4816-2. Epub 2019 Feb 6.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30734055
Discussion:
ルーワイ胃バイパス術( RYGB )を施行された 2 型糖尿病患者のうち、約 75 %が 1 年以内糖尿病寛解に至った。RYGB 施行による早期の糖尿病寛解が細小血管障害の抑制につながることが示唆された。