モーニングレクチャー
2024年08月08日(木) 担当:望月 翔太(助教)
Reference:
Title:
GLP-1 receptor agonists-SGLT-2 inhibitors combination therapy and cardiovascular events after acute myocardial infarction: an observational study in patients with type
Author:
Raffaele Marfella
DATA:
Cardiovasc Diabetol . 2024 Jan 6;23(1):10.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38184582/
Discussion:
MACEの発生率はSGLT-2阻害薬とGLP-1受容体作動薬の両治療群と比較して併用療法群で低かった(HR = 0.154、95%CI 0.038-0.622、P = 0.009対GLP-1受容体作動薬、HR = 0.170、95%CI 0.046-0.633、P = 0.008対SGLT-2阻害薬)。併用群では、SGLT-2阻害薬およびGLP-1受容体作動薬と比較して、MSI>50%の患者の割合が高かった。
2024年07月25日(木) 担当:学生(5年) 陳・樋脇・藤村・星野・柳原
Reference:
Title:
Personal Health Record(PHR)を24ヶ月間用いた糖尿病患者のHbA1cの変化
Author:
朝長 修
DATA:
糖尿病 67(3):154-163,2024
Abstract:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/67/3/67_154/_article/-char/ja
Discussion:
PHRの活用によりHbA1cが低下した。特に高利用群で高い改善率を示した。
Category:
2型糖尿病
2024年06月27日(木) 担当: 山本 唯(助教)
Reference:
Title:
Effects of statin therapy on diagnosis of new-onset diabetes and worsening glycemia in large-scale randomised blinded statin trials; an indivisutal participant data meta-analysis
Author:
Christina Reith
DATA:
Lancet Diabetes Endocrinol 2024 May;12(5):306-319.
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38554713/
Discussion:
スタチンは用量依存性にわずかであるものの血糖を上昇させ,ベースラインの血糖値が糖尿病の診断基準に近い集団で新規に糖尿病発症をきたす。
スタチン使用での長期的な心血管保護作用を考慮すると,リスクよりベネフィットが上回るが,スタチンを使用している。
非糖尿病患者では定期的な耐糖能評価が必要である。
2024年06月20日(木) 担当:小田 敦之(八千代医療センター 初期研修医2年)
Reference:
Title:
Predictive model and risk engine web application for surgical site infection risk in perioperative patients with type 2 diabetes
Author:
Masaya Koshizaka
DATA:
Diabetology International (2022) 13:657–664
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36117930/
Discussion:
適切な周術期血糖管理は周術期合併症を減少させる。2 型糖尿病において周術期手術部位感染(SSI)のリスクを明らかにし、リスク評価のためのアプリケーション作成を目的とした。
2016 年から 2018 年までに手術を受けた 2 型糖尿病患者 105 名を対象とし、各種 SSI のリスク因子を特定、解析しリスク評価プログラムのアプリケーションを作成した。
結果として、手術時間の長さ、術前血糖変動の大きさがリスクと相関した。
本研究で開発されたアプリケーションは術後の SSI 高リスク高リスク患者のスクリーニングに有用である可能性があり、アプリケーションを導入することで SSI の発生を予防出来ると考えられた。
2024年06月13日(木) 担当:学生(5年) 木村・佐藤・高橋・松尾・民上
Reference:
Title:
Effects of Semaglutide on Chronic Kidney Disease in Patients with Type 2 Diabetes
Author:
Vlado Perkovic
DATA:
N Engl J Med 2024;391:109-121 VOL. 391 NO. 2
Abstract:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38785209/
Discussion:
慢性腎臓病を有する2型糖尿病患者において、セマグルチドが腎不全、心血管イベント、および死亡リスクを軽減させるのかを検討した。
3,533 人をセマグルチド群 1767 人、プラセボ群 1766 人にランダムに割り付けた。
主要アウトカムは、腎不全の発症(透析、移植、eGFR<15ml/min/1.7m 2 、eGFR 50 %の減少、腎・心血管系疾患による死亡とした。
事前に規定された確認的副次的アウトカムは、階層的に検証された。
追跡期間中央値は 3,4 年であった。
主要アウトカムイベントのリスクは、プラセボ群よりもセマグルチド群の方が 24 %低かった(初回イベント 331 例 vs 410 例;ハザード比、0.76;95 %信頼区間[CI]、0.66〜0.88;P=0.0003)。
セマグルチドは慢性腎臓病を有する2型糖尿病患者において、腎アウトカムと心血管疾患による死亡のリスクを低下させた。(ノボ ノルディスクが資金提供)
Category:
2型糖尿病
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