イブニングレクチャー
その他
2023年08月31日(木)
担当:加藤 悠花(初期臨床研修医 2 年)
Reference:
- Title:
- Risk Factors and Characteristics of Checkpoint Inhibitor-Associated Autoimmune Diabetes Mellitus (CIADM): A Systematic Review and Delineation From Type 1 Diabetes
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 Jun 1;46(6):1292-1299.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37220262/
Discussion:
CIADM患者が典型的な1型糖尿病患者と異なる点が多い。膵島関連自己抗体の有病率は典型的な1型糖尿病患者より有意に低いが、自己抗体陽性のCIADM患者は糖尿病発症が早く、DKAのリスクが有意に高い。
Category:
その他
2023年06月08日(木)
担当:鈴木 彩華(初期研修医1年)
Reference:
- Title:
- Higher mortality among lean patients with non-alcoholic fatty liver disease despite fewer metabolic comorbidities
- Author:
- DATA:
- Aliment Pharmacol Ther . 2023 May;57(9):1014-1027.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36815445/
Discussion:
NAFLD患者を横断的解析では20000人近く、縦断的解析では13000人以上を対象とし、有病率、発生率を検討した。米国におけるやせ型のNAFLD患者は、肥満のNAFLD患者と比較して、DMや肝硬変の発症率は低いものの、死亡率が有意に高いことが示された。
やせ型NAFLDの死亡率増加のメカニズムは不明であるが、サルコペニアとの関連もさらに検討すべきである。
2023年05月25日(木)
担当:中神 朋子(教授)
Reference:
- Title:
- Time to Reach Glycaemic and Body Weight Loss Thresholds with Tirzepatide in Patients with Type 2 Diabetes: A Pre-planned Exploratory Analysis of SURPASS-2 and SURPASS-3
- Author:
- DATA:
- Diabetes Ther . 2023 May;14(5):925-936.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37000390/
Discussion:
・これらの探索的分析では、セマグルチド 1 mg またはインスリン デグルデクで治療された場合と比較 して、チルゼパチドを投与されると、より多くの患者で、治療のより早い段階で血糖目標値(HbA1c6.5%未満、7.0%以下)を達成した。
・さらに、チルゼパチドの投与は、セマグルチド1mgを投与された場合よりも、有意に早期に 5%以上の体重減少を達成した。
2023年02月09日(木)
担当:中神 朋子(教授)
Reference:
- Title:
- Continuous glucose monitoring and metrics for clinical trials: an international consensus statement
- Author:
- DATA:
- Lancet Diabetes Endocrinol . 2023 Jan;11(1):42-57.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36493795/
Discussion:
- 糖尿病における前向きおよびランダム化対照臨床試験, 特に新薬の治験では, 介入のモニタリングと既に確立されているHbA1cのアウトカムを補完する臨床的に関連したアウトカムの測定の双方にCGMを組み込むことは有益である。
- CGMの測定指標を用いることで, 低血糖, 食後高血糖, グルコースの変動性に関連した選択的な治療目標を特定することができる。
- 研究目的を最適化のため, データ収集に使用するCGMの選定と使用には慎重な配慮が必要である
- 本コンセンサスステートメントの推奨事項は, CGMを前向き臨床試験のプロトコールに最も有効に組み込まれるよう, 使用法に関する明確なガイダンスを提供することに重きが置かれており, グルコース測定値を試験の目的およびアウトカムとの関連において高い信頼性をもって収集, 管理, 解釈できるように記述した。
Category:
その他
2023年02月09日(木)
担当:井倉 和紀(助教)
Reference:
- Title:
- Rheopheresis for severe peripheral arterial disease in hemodialysis patients: A clinical series
- Author:
- DATA:
- J Clin Apher . 2022 Feb;37(1):91-99.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34874570/
Discussion:
LDLアフェレシスは、重症下肢虚血合併透析患者の臨床転帰を改善する可能性がある。
フランスで進行中のプロジェクト (RHEO-PAD)などの多施設ランダム化比較試験によって確認する必要がある。