イブニングレクチャー
その他
2019年12月09日(月)
担当:中神 朋子(教授)
Reference:
- Title:
- Large-Scale Assessment of a Smartwatch to Identify Atrial Fibrillation.
- Author:
- DATA:
- N Engl J Med. 2019 Nov 14;381(20):1909-1917. doi: 10.1056/NEJMoa1901183.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31722151
Discussion:
登録した参加者は地理的、人種的、民族的に多様でしたが、コホートはスマートウォッチの所有者を反映した若い人口統計学に偏っていた。同様のデザインを使用する研究では、これらの要因を考慮して影響を受けるすべての年齢および社会経済グループが代表されるようにすることが必要である。
Category:
その他
2019年12月02日(月)
担当:望月 翔太(後期研修医・大学院生)
Reference:
- Title:
- Cardiovascular Effects of Treatment With the Ketone Body 3-Hydroxybutyrate in Chronic Heart Failure Patients.
- Author:
- DATA:
- Circulation. 2019 Apr 30;139(18):2129-2141. doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.118.036459.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
Discussion:
ケトン体の1つであるβヒドロキシ酪酸の心機能に与える影響を評価した。- β-ヒドロキシ酪酸の注射は、MEE(心筋エネルギー効率)を損なうことなく、心不全患者に有益な血行動態効果(EF改善、心拍出量増加など)をもたらすことが示唆された
- β-ヒドロキシ酪酸は、今後、心不全患者の新しい治療の可能性がある
Category:
その他
2019年10月30日(水)
担当:望月 翔太(後期研修医・大学院生)
Reference:
- Title:
- Durability of protective effect of dulaglutide on pancreatic β-cells in diabetic mice: GLP-1 receptor expression is not reduced despite long-term dulaglutide exposure
- Author:
- DATA:
- Diabetes & Metabolism Volume 44, Issue 3, June 2018, Pages 250-260 doi.org/10.1016/j.diabet.2017.10.007
- Abstract:
- https://doi.org/10.1016/j.diabet.2017.10.007
Discussion:
GLP-1受容体アゴニストの週1回製剤であるデュラグルチドの長期投与による膵β細胞への効果をマウスで検証した。血糖降下作用に加え、β細胞機能に有益な効果(β細胞量・サイズ維持、β細胞機能維持遺伝子保持、GLP1R受容体数の維持、抗炎症、抗アポトーシス、抗繊維化など)を示した.
2019年09月28日(土)
担当:望月 翔太(後期研修医・大学院生)
Reference:
- Title:
- Characterisation of the endocrine pancreas in type 1 diabetes: islet size is maintained but islet number is markedly reduced.
- Author:
- DATA:
- J Pathol Clin Res. 2019 Sep 7. doi: 10.1002/cjp2.140. [Epub ahead of print]
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31493350
Discussion:
ヒト膵臓において膵島の数は100-200万個と言われている。1型糖尿病発症(発症9週以内、発症200週以上)において、膵尾部での膵島のサイズ、密度、転写因子をコントロール群と比較検証した。罹病期間が短期群では、膵島サイズの増大が生じたが、面積当たりの膵島密度は減少した。罹病期間長期群ではサイズ、密度共にコントロールと比較して低下を認めた。 膵島の観察では、罹病期間長期群では、α細胞陽性細胞が97%以上を占めていた。しかし、そのα細胞にβ細胞の転写因子であるPDX1の発現を認めた。そのため、罹病期間が長期になればα、β細胞の転写因子を発現している細胞(中間細胞)が存在し、その中間細胞の位置付けとして1型糖尿病では、インスリン分泌の代償機構として働き、2型糖尿病ではβ細胞からの脱分化でα細胞が認められ、インスリン陽性細胞の減少をきたしている可能性が示唆された。
Category:
その他
2019年09月25日(水)
担当:浅谷 朋花(初期研修医)
Reference:
- Title:
- Sarcopenia is Associated with Malnutrition but Not with Systemic Inflammation in Older Persons with Advanced CKD.
- Author:
- DATA:
- Nutrients. 2019 Jun 19;11(6). pii: E1378. doi: 10.3390/nu11061378.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31248132
Discussion:
- サルコペニアと MIS ( malnutrition inflammation score )および PEW ( protein energy wasting )との間に有意な関連性が認められた。
- CKD のサルコペニア患者は、サルコペニアでない患者より栄養不良が多かったが、2 群間では全身性炎症には有意な差は認められなかった。