イブニングレクチャー
1型糖尿病
2019年10月26日(土) 担当:小林 浩子(講師)
Reference:
Title:
Six-Month Randomized, Multicenter Trial of Closed-Loop Control in Type 1 Diabetes.
Author:
Brown SA
DATA:
N Engl J Med. 2019 Oct 31;381(18):1707-1717. doi: 10.1056/NEJMoa1907863. Epub 2019 Oct 16.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31618560
Discussion:
インスリンポンプと連続血糖測定およびコンピューターアルゴリズムにより構成されたTandem 社の「Control-IQ」(クローズドループと呼ばれる自動インスリン注入デバイス)を用い、従来のポンプと比較した。
 主要評価項目である血糖値が70~180mg/dLの範囲内にあった時間の割合は、新デバイス群はベースライン61±17%から6カ月で71±12%に上昇し、目標グルコース値内に維持できる時間がコントロールと比し11%(2.6時間/日)長く、特に深夜から明け方にかけてのコントロールに優れていた。
 また、副次評価項目であるHbA1cを改善し、高・低血糖の時間を短縮させた。
 著者らは「インスリン注入を自動化するクローズドループシステムは、1型糖尿病患者の血糖管理を改善する可能性がある」と述べている。
Category:
1型糖尿病
2019年10月24日(木) 担当:三浦 順之助(准教授)
Reference:
Title:
Low-Dose Anti-Thymocyte Globulin Preserves C-Peptide, Reduces HbA1c, and Increases Regulatory to Conventional T-Cell Ratios in New-Onset Type 1 Diabetes: Two-Year Clinical Trial Data.
Author:
Haller MJ
DATA:
Diabetes. 2019 Jun;68(6):1267-1276. doi: 10.2337/db19-0057. Epub 2019 Apr 9.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30967424
Discussion:
新規発症1型糖尿病患者を、 ①ATG/ペグ化顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)、②ATG単独、③プラセボの3群に無作為に割り付け、2年後まで経過観察した。食事負荷後のC-peptideAUCは②と③群間で有意差(p=0.00005)を認めたが、①と③群間では有意ではなかった。HbA1cはプラセボと比較して①、②群間共に有意に低下した(p=0.011, 0.022)。フローサイトメトリー分析では、ATG群でTregの増加が確認された。低用量ATGがβ細胞機能を部分的に保存したことが証明された。同薬が1型糖尿病の発症を予防または遅延させる可能性が示唆された。

Category:
1型糖尿病
2019年10月09日(水) 担当:滝田 美夏子(後期研修医・大学院生)
Reference:
Title:
Glycemic Outcomes in Adults With T1D Are Impacted More by Continuous Glucose Monitoring Than by Insulin Delivery Method: 3 Years of Follow-Up From the COMISAIR Study.
Author:
Šoupal J
DATA:
Diabetes Care. 2019 Sep 17. pii: dc190888. doi: 10.2337/dc19-0888. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31530663
Discussion:
3 年間という長期間においても rtCGM を使用することで SMBG よりも HbA1c を減らし、低血糖を減らすことが可能であった。ポンプ療法(CSII ) 、頻回注射( MDI ) に限らず rtCGM の使用は血糖コントロールを改善させ、MDI との併用をした際の効果は SAP 療法と同等である。費用面からも rtCGM の有効性が期待される。
Category:
1型糖尿病
2019年09月02日(月) 担当:三浦 順之助(准教授)
Reference:
Title:
Age, HLA, and Sex Define a Marked Risk of Organ-Specific Autoimmunity in First-Degree Relatives of Patients With Type 1 Diabetes.
Author:
Winkler C
DATA:
Diabetes Care. 2019 Sep;42(9):1684-1691. doi: 10.2337/dc19-0315. Epub 2019 Jun 18.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31213469
Discussion:
3つの臓器特異的自己免疫疾患(1型糖尿病(IAA、GADA、IA-2A、ZincT8)、セリアック病(TGA)、自己免疫性甲状腺炎(TPOA))に関連する自己抗体を、1型糖尿病患者の第一度近親者2441人の出生時から20歳まで前向きに調査した。 膵島関連自己抗体陽性者165人中105人が発症し、発症時期は自己抗体陽転化から4.7年後(中央値)であった。陽転化時期は膵島関連自己抗体2歳、TGA2歳、TPOA14歳であった。特に疾患感受性HLAハプロタイプを持つ近親者では、これらの年齢を参考に自己抗体を定期的に測定することが推奨される。

Category:
1型糖尿病
2019年08月29日(木) 担当:湯浅 綾乃(臨床研修医)
Reference:
Title:
Impact of acute hyperglycemia on layer-specific left ventricular strain in asymptomatic diabetic patients: an analysis based on two-dimensional speckle tracking echocardiography.
Author:
Bogdanović J
DATA:
Cardiovasc Diabetol. 2019 Jun 3;18(1):68. doi: 10.1186/s12933-019-0876-3.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31159858
Discussion:
  • 急性高血糖は心血管合併症のない EF の保たれた糖尿病患者において左室収縮能低下を引き起こし、GLS や strain の低下を認める。
  • 左室収縮能の低下は血糖コントロール良好となった 3 か月後においても改善しない。
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