2022年06月02日(木)
担当:中神 朋子(教授)
Reference:
- Title:
- Comparison of cardiovascular outcomes between SGLT2 inhibitors in diabetes mellitus
- Author:
- DATA:
- Cardiovasc Diabetol . 2022 May 18;21(1):67.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35585590/
Discussion:
日本全国における実臨床下のデータの分析は、 SGLT2阻害剤間における、心不全、心筋梗塞、狭心症、脳卒中、心房細動を含む心血管イベントの発症リスクが同等であることを示唆した
2022年05月27日(金)
担当:金箱勇太郎 (医療練士)
Reference:
- Title:
- Management of Type 1 Diabetes With a Very Low-Carbohydrate Diet
- Author:
- DATA:
- Pediatrics . 2018 Jun;141(6):e20173349.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29735574/
Discussion:
1 型糖尿病の小児と成人、316 人を対象に低炭水化物食(1日あたり 20 ~ 50 gの炭水化物、炭水化物のカロリーの割合が 5 ~ 10 %の食事と定義)での低血糖などの有害事象の発現状況を調査した。低炭水化物の食事の開始前後で HbA1c は‐1.45 ± 1.04 % ( n = 127、P < 0.01 )と改善を認めた一方で、重症低血糖やDKAでの有害事象は、7 人( 2% )が 12 回の入院とそれほど多くなかった。
Category:
1型糖尿病
2022年05月26日(木)
担当:馬場園 哲也(教授・基幹分野長)
Reference:
- Title:
- Effect of Finerenone on Chronic Kidney Disease Outcomes in Type 2 Diabetes
- Author:
- DATA:
- N Engl J Med 2020;383:2219-29
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33264825/
Discussion:
非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬であるフィネレノンの2型糖尿病患者の腎症関連複合腎・心血管イベントを検討した結果,プラセボに比べてCKD進行および心血管イベントのリスクを有意に低下させた.
この試験は,最近報告されたSGLT2阻害薬を用いた大規模臨床試験であるCREDENCE(2019)およびDAPA-CKD(2020)の対象患者およびエンドポイントがほぼ同様であったが,これらSGLT2阻害薬の効果に比べると,やや劣っている印象がある.
2022年05月19日(木)
担当:大屋純子(講師)
Reference:
- Title:
- Oral and Topical Treatment of Painful Diabetic Polyneuropathy: Practice Guideline Update Summary: Report of the AAN Guideline Subcommittee
- Author:
- DATA:
- Neurology . 2022 Jan 4;98(1):31-43.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34965987/
Discussion:
・2011年発行の米国神経学会の糖尿病性有痛性神経障害の治療ガイドラインが改定された。
・臨床医は患者の気分障害、睡眠障害の有無を評価すること。
・三環系抗うつ薬、SNRI、Na遮断薬、ガバペンチノイドによる疼痛軽減を行うこと。
・ある薬剤で有効でない、あるいは副作用があるなら、他のタイプの薬剤に変更すること。
・オピオイドを使用すべきでない。
Category:
神経障害
2022年05月19日(木)
担当:根本彩香(後期研修医2年生)
Reference:
- Title:
- Sleep deprivation prevents counterregulatory adaptation to recurrent hypoglycaemia
- Author:
- DATA:
- Diabetologia . 2022 Apr 21.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35445819/
Discussion:
睡眠不足により、再発性低血糖へのカウンターホルモンの適応が損なわれることから、睡眠は神経代謝記憶の形成に不可欠であり、無自覚低血糖の治療のターゲットとなりうる可能性がある。
Category:
1型糖尿病