2023年08月10日(木)
担当:望月 翔太(助教)
Reference:
- Title:
- Trends in glycemic control in patients with insulin therapy compared with non-insulin or no drugs in type 2 diabetes in Japan: a long-term view of real-world treatment between 2002 and 2018 (JDDM 66)
- Author:
- DATA:
- BMJ Open Diabetes Res Care . 2022 May;10(3):e002727.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35504696/
Discussion:
日本人2型糖尿病患者におけるインスリン治療と非インスリン治療・無投薬との比較による血糖コントロールの推移:2002年から2018年までのreal worldの長期的展望(JDDM 66)についての研究であり、過去20年間でインスリンのみ、インスリン+非インスリン薬、非インスリン薬のみで治療された日本人2型糖尿病患者において血糖コントロールの改善が観察され、2014年以降は横ばいとなりました。インスリン治療を受けている患者では、ヒトインスリンからアナログインスリンへの移行が起こり、DPP4阻害薬に続いてメトホルミン、SGLT2阻害薬など非インスリン薬の併用が増加し、インスリンのみの割合が減少しました。
Category:
2型糖尿病
2023年08月10日(木)
担当:花井 豪(講師)
Reference:
- Title:
- A nationwide cohort study comparing the effectiveness of diuretics and calcium channel blockers on top of renin-angiotensin system inhibitors on chronic kidney disease progression and mortality
- Author:
- DATA:
- Kidney Int . 2023 Jun 16;S0085-2538(23)00418-0.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37330214/
Discussion:
大規模リアルワールドデータを用いた観察研究である本研究により,RASiを使用しているCKD G3-5の患者において,CCBと比較し,利尿薬はCKDのさらなる進行を抑制する可能性が示唆された.
2023年08月03日(木)
担当:新谷 直仁(後期臨床研修医)
Reference:
- Title:
- Effect of Early Glycemic Control in Youth-Onset Type 2 Diabetes on Longer-Term Glycemic Control and β-Cell Function: Results From the TODAY Study
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 Aug 1;46(8):1507-1514.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37378967/
Discussion:
若年2型糖尿病患者では初期のHbA1c<7.0%を達成していても、7.0%以上の群でも罹病期間が長期化するにつれ、β細胞不全は進行した。また、初期のHbA1cが低値の群で、よりインスリン分泌能、感受性の低下率は大きかった。TODAY試験はGLP-1作動薬やSGLT-2阻害薬のような比較的新規の治療薬が利用可能になる前に終了したため、゙これらの薬剤がβ細胞機能に及ぼす長期的な影響を理解するためにはさらなる研究が必要と考えられた。
Category:
2型糖尿病
2023年07月27日(木)
担当:三浦 順之助(准教授)
Reference:
- Title:
- Association of COVID-19 and Development of Type 1 Diabetes: A Danish Nationwide Register Study
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 Aug 1;46(8):1477-1482.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37276529/
Discussion:
デンマークの全国データベースを用いてCOVID-19感染と1型糖尿病発症との関連を検討した。2015~2019年の4~6月と比較し、2021年4~6月ではT1D発症率の増加が観察された。
しかしSARS-CoV-2陽性とT1Dの発症との間に有意な関連性は認めらなかった。
Category:
1型糖尿病
2023年07月27日(木)
担当:大谷津 光(後期臨床研修医)
Reference:
- Title:
- Ultra-Processed Food Consumption and Risk of Type 2 Diabetes: Three Large Prospective U.S. Cohort Studies
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 Jul 1;46(7):1335-1344.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36854188/
Discussion:
米国の3つのコホートにおいてUPFの総摂取量は2型糖尿病発症リスクの上昇と関連していた。サブグループ解析では、精製パン、ソース、スプレッド、調味料、人工甘味料、砂糖入り飲料、動物性食品、調理済みミックス料理の摂取が特に関連していた。超加工シリアル、黒パン、全粒粉パン、果物ベースの製品、ヨーグルトなどはリスク低下と関連していた。