2023年07月20日(木)
担当:井倉 和紀(助教)
Reference:
- Title:
- Site-Specific Fracture Incidence Rates Among Patients With Type 1 Diabetes, Type 2 Diabetes, or Without Diabetes in Denmark (1997-2017)
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 Mar 1;46(3):633-642.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36696428/
Discussion:
・1型、2型糖尿病群は糖尿病なし群と比較して、椎骨、股関節部、上腕骨、前腕、足関節の骨折発生率が高かったが、椎骨骨折以外は、減少傾向であった。
・年齢調整した骨折発生率の比では、全ての骨折部位で、糖尿病なし群と比較し、1型糖尿病群は有意に高かったが、2型糖尿病群は2010年以降で有意差はなくなった。
・2型糖尿病群における足の骨折発生率は糖尿病なし群より低かった。
・1型糖尿病患者に対しては、骨折予防の研究や予防策の実施など、さらなる注意が必要である。
2023年06月29日(木)
担当:大屋純子(講師)
Reference:
- Title:
- Phase 2b Randomized Trial of the Oral PCSK9 Inhibitor MK-0616
- Author:
- DATA:
- J Am Coll Cardiol . 2023 Apr 25;81(16):1553-1564.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36889610/
Discussion:
・経口PCSK9阻害薬であるMK-0616の6-30 mg/日投与により、プラセボと比較し有意なLDL-C減少がみられた。
・MK-0616は重篤な副反応や中止の発生は少なく、プラセボと同等であった。
Category:
薬物療法
2023年06月29日(木)
担当:小坂 佳子(初期研修医 2 年)
Reference:
- Title:
- Development and Validation of a Diabetic Retinopathy Risk Stratification Algorithm
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 May 1;46(5):1068-1075.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36930723/
Discussion:
9つの臨床変数(インスリン使用、HbA1c, 年齢、収縮期血圧、BMI、糖尿病性神経障害、LDL、尿中ACR、血清Cr)を用いたロジスティク回帰モデルを用いて、 糖尿病性眼疾患の発症に関する患者の順位付けを行うことができ、 それにより、リスクのある患者に対するスクリーニングの優先順位をより効率的に設定することが可能である。
2023年06月15日(木)
担当:花井 豪(講師)
Reference:
- Title:
- Effects of aspirin on cardiovascular outcomes in patients with chronic kidney disease
- Author:
- DATA:
- Kidney Int . 2023 Feb;103(2):403-410.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36341885/
Discussion:
大規模ランダム化比較試験である TIPS-3 trial の事後解析において,腎機能の低下した患者における,心血管イベントの一次予防に対し,アスピリンが有用である可能性が示された.
Category:
コホート(観察)研究
2023年06月15日(木)
担当:木下 冨真(初期研修医1年)
Reference:
- Title:
- Efficacy and Safety of Intermittent Fasting in People With Insulin-Treated Type 2 Diabetes (INTERFAST-2)-A Randomized Controlled Trial
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care . 2023 Feb 1;46(2):463-468.
- Abstract:
- https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36508320/
Discussion:
インスリン治療を受けている2型糖尿病患者において、12週間にわたる間欠的ファスティング(3日/週 推奨摂取カロリーの25%摂取)は安全であり、HbA1c、体重、1日の総インスリン量を減少させることを実証した。