イブニングレクチャー
1型糖尿病
2018年02月27日(火) 担当:清水美佳(前期研修医)
Reference:
Title:
Incidence of End-Stage Renal Disease in Patients With Type 1 Diabetes.
Author:
Helve J
DATA:
Diabetes Care. 2018 Mar;41(3):434-439. doi: 10.2337/dc17-2364. Epub 2017 Dec 20.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29263163
Discussion:
・1 型糖尿病患者の ESRD リスクは時間とともに減少した。
・女性及びより若年時に 1 型糖尿病と診断された患者ではリスクが低いが 10 歳未満に診断された患者ではリスクが高い。
・血糖、血圧コントロール、脂質異常症の治療法が進歩してから 20 年も経過していないため、ESRD の累積発生率は今後も低下し続けると期待される。
2018年02月26日(月) 担当:廣瀬晶(講師)
Reference:
Title:
Screening Intervals for Diabetic Retinopathy and Implications for Care.
Author:
Scanlon PH
DATA:
Curr Diab Rep. 2017 Sep 5;17(10):96. doi: 10.1007/s11892-017-0928-6.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28875458
Discussion:

目的は、スクリーニング間隔を従来の 1 年間より長くしても、視力を脅かすような網膜症(sight-threatening diabetic retinopathy )に対し安全な低リスク群についてのエビデンスを確かめること。
英国グローチェスターシャーの糖尿病網膜症スクリーニングプログラムにおいては、両眼とも網膜症を認めない群では、網膜症スクリーニングの間隔を2年に延長した場合の sight-threatening diabetic retinopathy の発症リスクは、5 / 1000 人年未満だった。しかし、低リスク群と告げられた後の患者行動の変化による、糖尿病コントロールの悪化や網膜症スクリーニングの受診率低下などの懸念される問題点についての知見は、現時点ではない。

2018年02月16日(金) 担当:保科早里(助教)
Reference:
Title:
Dulaglutide Treatment Results in Effective Glycemic Control in Latent Autoimmune Diabetes in Adults (LADA): A Post-Hoc Analysis of the AWARD-2, -4, and -5 Trials.
Author:
Pozzilli P
DATA:
Diabetes Obes Metab. 2018 Jan 27. doi: 10.1111/dom.13237. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29377522
Discussion:
LADA にデュラグルチドを投与した際の血糖コントロール変化を 1 年間調査し、T2DM と比較検討する。インスリン分泌がある程度保持されている LADA であれば、T2DM と同様に少なくとも 1 年間は HbA1c を低下させ、HOMA-β も増加させた。GAD 抗体が 200 IU / ml 以上の高抗体価の場合は、低抗体価群に比べて HbA1c の低下がやや少なかった(有意差なし)。また、シタグリプチンに比べるとデュラグルチド併用群の方が HbA1c は有意に低下した。
Category:
1型糖尿病
2018年02月03日(土) 担当:髙木聡(助教)
Reference:
Title:
Effects of Preceding Ethanol Intake on Glucose Response to Low-Dose Glucagon in Individuals With Type 1 Diabetes: A Randomized, Placebo-Controlled, Crossover Study.
Author:
Ranjan A
DATA:
Diabetes Care. 2018 Jan 22. pii: dc171458. doi: 10.2337/dc17-1458. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29358493
Discussion:
グルカゴンに対する血糖上昇の効果は、エタノール摂取 8 - 9 時間後に低下する傾向があることがわかった。
2018年02月02日(金) 担当:内田明宏(後期研修医)
Reference:
Title:
Maternal obesity as a risk factor for early childhood type 1 diabetes: a nationwide, prospective, population-based case-control study.
Author:
Lindell N
DATA:
Diabetologia. 2018 Jan;61(1):130-137. doi: 10.1007/s00125-017-4481-2. Epub 2017 Nov 2.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29098322
Discussion:
母親の肥満は、母親の非糖尿病の場合、子供の 1 型糖尿病の危険因子であり、また 1 型糖尿病の発症年齢に影響を及ぼす。 1 型糖尿病の発症率を滞在的に低下させるために、正常な母体 BMI が重要である。
Category:
1型糖尿病妊娠
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