イブニングレクチャー

2015年07月

2015年07月16日(木) 担当:宇治原典子(准教授)
Reference:
Title:
Metformin use and mortality in patients with advanced chronic kidney disease: national, retrospective, observational, cohort study.
Author:
Hung SC
DATA:
Lancet Diabetes Endocrinol. 2015 Jun 17. pii: S2213-8587(15)00123-0. doi: 10.1016/S2213-8587(15)00123-0.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26094107
Discussion:

FDAのガイドラインではsCR男性1.5mg/dl、女性1.4 mg/dl以上の場合禁忌となっている。しかし、最近の報告では、注意深く使用すれば、mildmoderateな腎機能障害患者でも使用可能ではないかといわれている(後述の論文)。筆者らは、20001/1から20096/30までに登録されたsCr 530μmol/l以上の患者を200912/31まで追跡し、retrospective, observational, cohort studyを行った。その結果、メトホルミン使用者の方が、総死亡率が35%高くHR1.3595%CI 1.2-1.51, p<0.0001)であった。Metabolic acidosisの頻度はメトホルミン使用者に多かったが、有意差はなかった。HR1.30 (95%CI 0.88-1.93, p=0.19)。重度腎機能障害の患者ではメトホルミンの使用は避けるべきである。

Category:
2015年07月16日(木) 担当:宇治原典子(准教授)
Reference:
Title:
Metformin use and mortality in patients with advanced chronic kidney disease: national, retrospective, observational, cohort study.
Author:
Hung SC
DATA:
Lancet Diabetes Endocrinol. 2015 Jun 17. pii: S2213-8587(15)00123-0. doi: 10.1016/S2213-8587(15)00123-0.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26094107
Discussion:

FDAのガイドラインではsCR男性1.5mg/dl、女性1.4 mg/dl以上の場合禁忌となっている。しかし、最近の報告では、注意深く使用すれば、mildmoderateな腎機能障害患者でも使用可能ではないかといわれている(後述の論文)。筆者らは、20001/1から20096/30までに登録されたsCr 530μmol/l以上の患者を200912/31まで追跡し、retrospective, observational, cohort studyを行った。その結果、メトホルミン使用者の方が、総死亡率が35%高くHR1.3595%CI 1.2-1.51, p<0.0001)であった。Metabolic acidosisの頻度はメトホルミン使用者に多かったが、有意差はなかった。HR1.30 (95%CI 0.88-1.93, p=0.19)。重度腎機能障害の患者ではメトホルミンの使用は避けるべきである。

Category:
2015年07月15日(水) 担当:大屋純子(助教)
Reference:
Title:
The Prevalence of Cardiovascular Autonomic Neuropathy in a Cohort of Patients With Newly Diagnosed Type 2 Diabetes: The Verona Newly Diagnosed Type 2 Diabetes Study (VNDS).
Author:
Zoppini G
DATA:
Diabetes Care. 2015 Jun 11. pii: dc150081
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26068862
Discussion:
心血管系自律神経障害(CAN)は2型糖尿病診断早期でも存在していた。
CANには肥満と降圧薬内服が関連する因子として挙げられた。
CANを早期に診断することは、突然死など重大なイベントを予防する観点から重要と思われる。
Category:
2015年07月14日(火) 担当:入村泉(助教)
Reference:
Title:
Five-Year Metabolic, Functional, and Safety Results of Patients With Type 1 Diabetes Transplanted With Allogenic Islets Within the Swiss-French GRAGIL Network.
Author:
Lablanche S
DATA:
Diabetes Care. 2015 Jun 11. pii: dc150094.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26068866
Discussion:
1型糖尿病患者における膵島移植は血糖変動を改善させ、重症低血糖を予防することが出来る治療法である。
Category:
2015年07月13日(月) 担当:柳澤慶香(講師)
Reference:
Title:
Improved antenatal detection of congenital anomalies in women with pre-gestational diabetes: population-based cohort study.
Author:
Newham JJ
DATA:
Diabet Med. 2013 Dec;30(12):1442-8. doi: 10.1111/dme.12293. Epub 2013 Aug 26.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23909859
Discussion:
心奇形の出生前診断率が糖尿病合併症妊娠で非糖尿病合併症妊娠に比べ高かった。注意深くスキャンが推奨されていることによると考えられる。多臓器に関してもリスクが高いことに、より注意する必要がある。
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