イブニングレクチャー
その他
2018年04月14日(土) 担当:西脇 唯(後期研修医)
Reference:
Title:
Novel subgroups of adult-onset diabetes and their association with outcomes: a data-driven cluster analysis of six variables.
Author:
Ahlqvist E
DATA:
Lancet Diabetes Endocrinol. 2018 May;6(5):361-369. doi: 10.1016/S2213-8587(18)30051-2. Epub 2018 Mar 5.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29503172
Discussion:
診断後の経過や合併症のリスクに基づいた分類を作成した。この分類を用いることで、これまでの病型で 2 型と診断された患者の中でも、より早期に治療介入が必要な患者を選別できる可能性がある。
Category:
その他
2018年04月06日(金) 担当:加藤ゆか(助教)
Reference:
Title:
Risk of Infection in Type 1 and Type 2 Diabetes Compared With the General Population: A Matched Cohort Study.
Author:
Carey IM
DATA:
Diabetes Care. 2018 Mar;41(3):513-521. doi: 10.2337/dc17-2131. Epub 2018 Jan 12.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29330152
Discussion:
       大規模の英国でのプライマリーケアデータベースで、糖尿病患者は一般の非糖尿病患者と 比較して、ほぼ全て感染症の罹患リスクが増加することがわかった。
       糖尿病関連の感染症罹患率は、細菌感染(肺炎、敗血症、心内膜炎、皮膚感染、骨・関節の感染等)、真菌感染(真菌症)共に、1型糖尿病(T1DM)・2型糖尿病(T2DM)両方で明らかに増加している。
       特にその中で、感染罹患率は、T1DMで一貫して高値である。
       糖尿病患者の中で、最も感染リスクが高く、予後が悪い(入院・死亡)のは、特に、高齢者(70歳以上)、病的肥満者(BMI 40 kg/㎡)、喫煙者、長期の糖尿病罹患歴のある患者(T2DM)、深刻な併存疾患を持つ患者、より貧困格差のある地域に住んでいる患者であった。
      今後、重症な感染症、感染症に対する治療不足による重症化を防ぐような、さらなる治療戦略および教育の調査と開発が必要と考えられた。
Category:
その他
2018年03月15日(木) 担当:菅野宙子(臨床検査科・助教)
Reference:
Title:
Transcriptional Regulation of Metabolism by SIRT1 and SIRT7.
Author:
Yamagata K
DATA:
Int Rev Cell Mol Biol. 2018;335:143-166. doi: 10.1016/bs.ircmb.2017.07.009. Epub 2017 Aug 30.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29305011
Discussion:

サーチュインとは、代謝を調節する進化的に保存されたニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD +)依存性脱アセチル化酵素であり、哺乳類では、7 種のサーチュイン( SIRT1-7 )が存在する。脂肪細胞、骨格筋、視床下部、肝臓、膵臓、骨などの体内の組織において糖・脂質代謝にSIRT 1 SIRT 7 が関与する。

Category:
その他
2018年03月14日(水) 担当:松尾純治(後期研修医)
Reference:
Title:
Prevalence of Major Behavioral Risk Factors for Type 2 Diabetes.
Author:
Siegel KR
DATA:
Diabetes Care. 2018 Mar 2. pii: dc171775. doi: 10.2337/dc17-1775. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29500166
Discussion:
・アメリカの成人のうち、2 型糖尿病の発症を予防するような生活習慣があるのは、全体のわずか 3.1 % であった。
・ライフスタイルの改善により、一般集団における 2 型糖尿病の発症率を低下させ得ることが示唆された。
Category:
その他
2018年02月22日(木) 担当:岩﨑直子(准教授)
Reference:
Title:
Night Shift Work, Genetic Risk, and Type 2 Diabetes in the UK Biobank.
Author:
Vetter C
DATA:
Diabetes Care. 2018 Feb 12. pii: dc171933. doi: 10.2337/dc17-1933. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29440150
Discussion:

夜間勤務が2型糖尿病(T2D)と関連する事が示されている。目的は勤務形態とT2Dの遺伝素因のT2D発症への関連を明らかにすること。対象はバイオバンクに登録された27万人の英国在住者。この集団では、夜勤(特に不規則な夜間勤務)がT2Dリスクと関連しており、また、T2Dと遺伝リスク(GRS)はマッチした。夜勤はGRST2D発症効果を修飾しなかった。勤務形態への配慮はT2Dのリスク減少に効果があると考えられるが、遺伝リスクを変化させるには至らなかった。Limitationは食事の内容や時間が用いられていないこと、横断研究であること。


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その他
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