イブニングレクチャー
2015年09月16日(水) 担当:鈴木智子(後期研修医)
Reference:
Title:
Predictors of lower-extremity amputation in patients with an infected diabetic foot ulcer.
Author:
Pickwell K
DATA:
Diabetes Care. 2015 May;38(5):852-7. doi: 10.2337/dc14-1598. Epub 2015 Feb 9.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25665817
Discussion:
深い潰瘍、浸出液、悪臭、創部周囲および前脛骨の浮腫、発熱、CRP上昇が感染した糖尿病足潰瘍の患者における下肢切断の独立した予測因子であることがわかった。
また、IWGDFシステムよりも予測価値の高い切断に対する新しいリスクスコアを考案した。これについてはさらなるstudyにより検証される必要がある。
Category:
2015年09月15日(火) 担当:吉田宣子(後期研修医)
Reference:
Title:
The Presence and Consequence of Nonalbuminuric Chronic Kidney Disease in Patients With Type 1 Diabetes.
Author:
Thorn LM
DATA:
Diabetes Care. 2015 Aug 26. pii: dc150641.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26310691
Discussion:
1型糖尿病におけるアルブミン尿を伴わないCKD患者は多くないが、心血管イベント発症や全死亡との関連を認めた。
腎予後については明らかな関連を認めなかった。
Category:
2015年09月14日(月) 担当:林理穂(後期研修医)
Reference:
Title:
Association Between Diabetic Macular Edema and Cardiovascular Events in Type 2 Diabetes Patients: A Multicenter Observational Study.
Author:
Leveziel N
DATA:
Medicine (Baltimore). 2015 Aug;94(33):e1220. doi: 10.1097/MD.0000000000001220.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26287408
Discussion:
DR、DME、下肢切断の既往は末梢血管障害によって生じるというメカニズムが類似していることから、これらは関連していると考えられる。DMEがみられた場合、今後微小血管障害が出現する可能性があると予測しておくこともいいと考えられる。
Category:
2015年09月12日(土) 担当:廣田尚紀(後期研修医)
Reference:
Title:
Long working hours and risk of coronary heart disease and stroke: a systematic review and meta-analysis of published and unpublished data for 603 838 individuals.
Author:
Kivimäki M
DATA:
Lancet. 2015 Aug 19. pii: S0140-6736(15)60295-1. doi: 10.1016/S0140-6736(15)60295-1.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26298822
Discussion:
週55時間以上働く人の脳卒中リスクはそうでない人に比して有意に上昇する。
心疾患のリスクも労働時間が長くなると上昇するが、その関連性は脳卒中に比して低い。
Category:
2015年09月11日(金) 担当:加藤ゆか(後期研修医)
Reference:
Title:
Challenges in the Treatment of Chronic Wounds.
Author:
DATA:
Adv Wound Care (New Rochelle). 2015 Sep 1;4(9):560-582.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26339534
Discussion:
近年の様々な治療法にも関わらず基本的な創部管理が非常に重要である。デブリードマン、免荷、虚血の治療、感染コントロール、適切な創床環境の調整が必要である。
まずはこれらの基本的な創部管理を行った上で創部治療開始後4週間目において創部評価を行い、十分な治療効果が得られていない場合は、新たに開発されつつある治療法に移行することが推奨される。その際治療法の選択においては、エビデンスを考慮し最も適切と思われる治療法を選択する。
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