イブニングレクチャー
2016年06月03日(金) 担当:西脇唯(後期研修医)
Reference:
Title:
Randomized Trial of a Lifestyle Program in Obese Infertile Women.
Author:
Mutsaerts MA
DATA:
N Engl J Med. 2016 May 19;374(20):1942-53. doi: 10.1056/NEJMoa1505297.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27192672
Discussion:
肥満の不妊女性に対し、不妊治療を開始する前に生活習慣介入を行っても、無作為化後24ヶ月以内の単胎健常児の正期産経膣分娩率は高くならなかった。
Category:
2016年06月02日(木) 担当:大谷尚子 (前期研修医)
Reference:
Title:
Two Nights of Recovery Sleep Reverses the Effects of Short-term Sleep Restriction on Diabetes Risk.
Author:
Broussard JL
DATA:
Diabetes Care. 2016 Mar;39(3):e40-1. doi: 10.2337/dc15-2214. Epub 2016 Jan 19.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26786578
Discussion:
睡眠不足は糖尿病のリスクを高めるが、その後長時間睡眠をとることによって通常の睡眠時間をとった際と同程度まで回復する。これは、長時間睡眠をとることで、睡眠不足による代謝の低下を是正できることを示唆している。また実生活においては、平日の睡眠不足を週末寝だめすることにより解消できることを示唆している。
Category:
2016年06月01日(水) 担当:濱田真理子(後期研修医)
Reference:
Title:
Systolic blood pressure variability and lower extremity amputation in a non-elderly population with diabetes.
Author:
Budiman-Mak E
DATA:
Diabetes Res Clin Pract. 2016 Apr;114:75-82. doi: 10.1016/j.diabres.2016.01.010. Epub 2016 Jan 15.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26809904
Discussion:
SBP変動は下肢切断のリスクと関連性があり、 SBP変動が大きいと下肢切断のリスクが高くなることが示唆される。
Category:
2016年05月31日(火) 担当:田中紗代子(後期研修医)
Reference:
Title:
Adrenal Insufficiency in Corticosteroids Use: Systematic Review and Meta-Analysis.
Author:
Broersen LH
DATA:
J Clin Endocrinol Metab. 2015 Jun;100(6):2171-80. doi: 10.1210/jc.2015-1218. Epub 2015 Apr 6.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25844620
Discussion:
ステロイド減量あるいは中断による副腎機能不全は用量依存性、内服期間依存性に発症する。服用手段に関しては関節注射、経口内服での発症が多かった。基礎疾患が重症であるほど、副腎機能不全発症頻度は高い。しかし副腎機能不全のリスクが低いとされる吸入や外用患者でも副腎機能不全発症のリスクはあり、短期使用者でもストレス時はステロイドカバー(2~3倍量)を行うことが大切である。
Category:
2016年05月30日(月) 担当:亀田裕介(助教)
Reference:
Title:
Five-year visual acuity outcomes and injection patterns in patients with pro-re-nata treatments for AMD, DME, RVO and myopic CNV.
Author:
Wecker T
DATA:
Br J Ophthalmol. 2016 May 23. pii: bjophthalmol-2016-308668. doi: 10.1136/bjophthalmol-2016-308668.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27215744
Discussion:

AMD,DME,RVO,myopic CNVに対する抗VEGF薬のpro-re-nata投与方法での視力および投与回数の5年成績

現在、抗VEGF硝子体注射は加齢黄斑変性症(AMD)、糖尿病黄斑浮腫(DME)、網膜静脈閉塞症(RVO)、近視性脈絡膜新生血管(myopic CNV)などの網膜疾患に対して広く臨床応用されている。また投与方法については病状に応じて投与の要否をその都度、判断するpro-re-nata投与が実臨床に即していると考えられる。そこで本研究では、単一施設での各疾患に対する抗VEGF硝子体注射のpro-re-nata投与による視力および投与回数などの5年成績を明らかにした。結論としてAMD1年目までの最高獲得文字数は5.2文字であったが、これが維持されず、既に1年経過時点より視力は低下しており、かつ注射回数も減少しなかった。一方で、DMERVOは5年経過時点で約80%の症例が視力維持または15文字以上の視力改善を達成しており、注射回数も経時的に減少していた。

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