モーニングレクチャー
2015年03月13日(金) 担当:加藤ゆか(後期研修医)
Reference:
Title:
Cellular and molecular basis of wound healing in diabetes.
Author:
Brem H
DATA:
J Clin Invest. 2007 May;117(5):1219-22.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17476353
Discussion:
臨床的には十分な免荷を基準として、FDA認可の生物学的治療を併用する。
(PDGF・BBやfibroblart、ケラチノサイトを含む)
また、分子学的に発見されたeNOS活性化やEPC動員を標的とした治癒も今後さらに必要である。
DFUsにおいて、分子学的、細胞学的な解明を進行させると共に、発見されたメカニズムを治療へと転換して、新たな治療方法が求められている。
Category:
2015年03月12日(木) 担当:岩崎直子(准教授)
Reference:
Title:
The effect of periodontal treatment on hemoglobin a1c levels of diabetic patients: a systematic review and meta-analysis.
Author:
Wang X
DATA:
PLoS One. 2014 Sep 25;9(9):e108412. doi: 10.1371/journal.pone.0108412. eCollection 2014.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25255331
Discussion:
歯周病と血糖コントロールの関係は最近指摘されるようになっている。最近、無作為比較研究(RCT)がこの分野で報告されたので、過去の論文 をまとめてメタ解析を行った。
2014
1月までに発表された論文の中で、 RCTであり、少なくとも3か月後のHbA1cを評価したものを選択した。結果的には10種類のトライアル研究が採択され、患者総数は1135名。
歯周病治療を行った群と行わなかった群についてHbA1cを比較すると、治療群で―0.36%低下した(p<0.0001)。 HbA1cの改善と共に歯周ポケットの深さにおいても改善が有意に認められた。しかし、6か月ではHbA1cの改善は有意差が消失した。
以上から、歯周病治療は一時的にHba1cを改善するが、長期間にわたってコントロール改善を期待するためには、定期的に歯周病治療を継続す る必要があると言える。

Category:
2015年03月09日(月) 担当:中神朋子(講師)
Reference:
Title:
Improving diabetes prevention with benefit based tailored treatment: risk based reanalysis of Diabetes Prevention Program.
Author:
Sussman JB
DATA:
BMJ. 2015 Feb 19;350:h454. doi: 10.1136/bmj.h454.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25697494
Discussion:
糖尿病のハイリスク群にいる人は、糖尿病予防効果に対して多様である。
このことを知っておくことはトリートメントしすぎることをなくす。
より効果的、効率的、患者を中心にした治療を提供し正確なリスク評価に立脚した決定に役立つものと思われる。
Category:
2015年03月06日(金) 担当:長谷川夕希子(後期研修医)
Reference:
Title:
The effects of ezetimibe on non-alcoholic fatty liver disease and glucose metabolism: a randomised controlled trial.
Author:
Takeshita Y
DATA:
Diabetologia. 2014 May;57(5):878-90. doi: 10.1007/s00125-013-3149-9. Epub 2014 Jan 10.
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24407920
Discussion:
エゼチミブ10mg/日、6ヶ月間投与は肝トランスアミナーゼ値を改善させず、血清コレステロールや腸管からのコレステロール吸収マーカーを下げさせたが、TG変化させなかった。
肝繊維化、balloningを有意に改善したが、脂肪肝、インスリン抵抗性は改善させなかった。
Category:
2015年03月05日(木) 担当:尾形真規子(講師)
Reference:
Title:
Risk of fractures in subjects with antihypertensive medications: A nationwide claim study.
Author:
Choi HJ
DATA:
Int J Cardiol. 2015 Jan 28;184C:62-67. doi: 10.1016/j.ijcard.2015.01.072. [Epub ahead of print]
Abstract:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25697872
Discussion:
ARB以外の降圧剤使用は高血圧患者において骨折リスクを増加させる。
しかしRetrospective studyなので医師の選択時のバイアスがある。
Ca2+排泄を促進するタイプの利尿剤と逆に働く利尿剤が同じグループとなっている。
体重・血圧・骨密度などの他の臨床データは解析に含まれていない。
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