2018年03月24日(土)
担当:長谷川夕希子(助教)
Reference:
- Title:
- Hemoglobin A1c Targets for Glycemic Control With Pharmacologic Therapy for Nonpregnant Adults With Type 2 Diabetes Mellitus: A Guidance Statement Update From the American College of Physicians.
- Author:
- DATA:
- Ann Intern Med. 2018 Mar 6. doi: 10.7326/M17-0939. [Epub ahead of print]
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29507945
Discussion:
米国内科学会は、これまでのガイドラインや大規模臨床研究を吟味し、HbA1c管理目標値に関する声明を発表した。
①T2DM患者の血糖管理目標値を個別化すべきである。
②薬物療法中のT2DM患者のほぼ全てにおいてHbA1c管理目標値を 7%以上8%未満とすべきである。
③HbA1c 6.5%未満のT2DM患者では薬物療法の減量を検討すべきである。
④生命予後が10年未満と思われる場合には、HbA1c目標値を定めることを避け、高血糖症状が最小限にすむような治療をすべきである。
2018年03月23日(金)
担当:滝田美夏子(後期研修医)
Reference:
- Title:
- Disordered Eating Behaviors Are Not Increased by an Intervention to Improve Diet Quality but Are Associated With Poorer Glycemic Control Among Youth With Type 1 Diabetes.
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care. 2018 Apr;41(4):869-875. doi: 10.2337/dc17-0090. Epub 2018 Jan 25.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29371234
Discussion:
食事の質を改善するための介入は、若年 1 型糖尿病患者において摂食障害による行動につながるような効果がないことが分かった。摂食障害による行動のアンケート( DEPS-R )は血糖コントロールの各指標と接触的に関連しており、HbA1c、平均センサグルコース値、および平均センサーグルコース値 180 mg/dl 以上の割合の増加および 1,5 - AG の低下と相関した。しかしながら、DEPS-R は、低血糖または血糖変動の指標(リアルタイム CGM の SD、MAGE )に関与していなかった。よって低血糖または血糖変動ではなく、高血糖が摂食障害のリスクのより良い指標となりうることを示唆している。