モーニングレクチャー

2018年11月

2018年11月13日(火) 担当:飛松唯(後期研修医)
Reference:
Title:
Posterior subtenon infusion of triamcinolone acetonide as adjunctive treatment to panretinal photocoagulation using pattern scan laser for diabetic retinopathy.
Author:
Yamada Y
DATA:
Jpn J Ophthalmol. 2018 Nov;62(6):686-692. doi: 10.1007/s10384-018-0628-z. Epub 2018 Oct 17.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30328560
Discussion:
PRT に STTA を併用すことは黄斑浮腫の悪化を予防することだけでなく、PRP の後に中心窩網膜厚および AFI を減少させる可能性がある。
Category:
眼合併症
2018年11月09日(金) 担当:秋山彩香(後期研修医)
Reference:
Title:
Combined effect of glycemic and blood pressure control on diabetic retinopathy among Chinese with type-2 diabetes mellitus.
Author:
Pan CW
DATA:
Diabetol Metab Syndr. 2018 Oct 1;10:73. doi: 10.1186/s13098-018-0377-7. eCollection 2018.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30302129
Discussion:
HbA1C または血圧のどちらかのみを低下させることは DR の有意な減少に関連しませんが、2つの低下を組み合わせることは、DR の可能性を 43 % 低下させることを実証しました。
標準療法の目標値よりも低く収縮期血圧、HbA1Cを降下させることは、T2DM 患者における DR び罹患率の低下と有意に関連していました。
継続的に糖尿病と血糖、血圧の関連性についてさらに調査する必要があります。
2018年11月08日(木) 担当:佐伯忠賜朗(講師)
Reference:
Title:
Preoperative Timing of Intravitreal Bevacizumab Injection for Proliferative Diabetic Retinopathy Patients.
Author:
Feng J
DATA:
Ophthalmic Res. 2018 Oct 31:1-8. doi: 10.1159/000493640. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30380554
Discussion:

増殖糖尿病網膜症の手術治療前に抗VEGFBevacizumab を硝子体内投与することで、眼内の VEGF 濃度が大きく減少し、術中術後の出血軽減や手術時間短縮などの点で有効であることが再確認された。

マルチプレックスビーズアッセイ法による房水中の炎症性サイトカイン測定によって、眼内 VEGF 濃度が少なくとも Bevacizumab 投与後5日目までの有意に減少することが証明された。

一方摘出増殖組織の免疫蛍光染色によって、眼内の線維性増殖組織の顕著な増加が投与後 21 日目以降に見られることが示された。

これらを踏まえると術前の Bevacizumab 硝子体内投与は、手術前 7 日以内に施行することが推奨される。

Category:
眼合併症
2018年11月07日(水) 担当:鈴木智子(後期研修医)
Reference:
Title:
Combined Immunosuppressive Therapy Induces Remission in Patients With Severe Type B Insulin Resistance: A Prospective Cohort Study.
Author:
DATA:
Diabetes Care. 2018 Nov;41(11):2353-2360. doi: 10.2337/dc18-0884. Epub 2018 Sep 10.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30201849
Discussion:
  • インスリン受容体異常症 B 型に対する、多剤免疫抑制療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、高容量ステロイドパルス)、アザチオプリンでの維持療法は、有効かつ比較的安全である。
  • インスリン受容体異常症 B 型は高い致死率であるが、多剤免疫抑制療法により治癒が可能となり、推奨されるべき治療法である。
2018年11月06日(火) 担当:山下真平(後期研修医・大学院生)
Reference:
Title:
Associations of urinary epidermal growth factor and monocyte chemotactic protein-1 with kidney involvement in patients with diabetic kidney disease.
Author:
Wu L
DATA:
Nephrol Dial Transplant. 2018 Oct 23. doi: 10.1093/ndt/gfy314. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30357416
Discussion:
尿中EGF/MCP-1 比は、中国人における糖尿病性腎臓病の発症、eGFR 低下、末期腎不全への進展を予測する有用なバイオマーカ―となることが示唆された。
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