モーニングレクチャー
コホート(観察)研究
2017年11月09日(木) 担当:三浦順之助(講師)
Reference:
Title:
Association of Insulin Pump Therapy vs Insulin Injection Therapy With Severe Hypoglycemia, Ketoacidosis, and Glycemic Control Among Children, Adolescents, and Young Adults With Type 1 Diabetes.
Author:
Karges B
DATA:
JAMA. 2017 Oct 10;318(14):1358-1366. doi: 10.1001/jama.2017.13994.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29049584
Discussion:
ドイツ、オーストリアなど 4 ヵ国で 80 % 以上の患者を登録したコホートデータにおいて、20 歳未満発症の 1 型糖尿病患者では、インスリンポンプ療法の方が頻回インスリン注射法よりも HbA1c が低下し、重症低血糖や糖尿病性ケトアシドーシスなど急性合併症の発症も優れていた。
2017年11月04日(土) 担当:片峰亜季(後期研修医)
Reference:
Title:
Longitudinal Change in Fasting Blood Glucose and Myocardial Infarction Risk in a Population Without Diabetes.
Author:
Jin C
DATA:
Diabetes Care. 2017 Nov;40(11):1565-1572. doi: 10.2337/dc17-0610. Epub 2017 Sep 8.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28887409
Discussion:
・約 4 年間の追跡で Elevated - stable 群は他のどの群よりも心筋梗塞の発症のリスクが高く、これは平均の BMI 、血圧、脂質プロファイルやその他の心血管疾患のリスク因子で補正しても同様の結果となった。

・原因としては、前糖尿病の段階でのインスリン抵抗性がアテローム形成を促進し心血管疾患のリスクを上昇させたことや IFG (空腹時高血糖)が動脈硬化や血管内皮障害のような心筋梗塞を引き起こす病理学的変化と関連がある可能性が考えられた。

・また、FBG が経年的に低下すると心筋梗塞の発症のリスクも低下したが、FBG 5.7 mmol / L (≒ 102 mg / dl )以上では FBG が上昇するに従い、心筋梗塞のリスクは直線的に上昇した。

2017年10月24日(火) 担当:森友実(後期研修医)
Reference:
Title:
Cumulative Kidney Complication Risk by 50 Years of Type 1 Diabetes: The Effects of Sex, Age, and Calendar Year at Onset.
Author:
Costacou T
DATA:
Diabetes Care. 2017 Sep 20. pii: dc171118. doi: 10.2337/dc17-1118. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28931542
Discussion:
・ミクロ / マクロアルブミン尿をきたす患者の割合は著変なかったが、ESRD 、死亡に至る 1 型糖尿病患者の割合は、著明に減少している。
・性差に関しては、近年認めなくなっている。
・発症年齢による関連は罹病期間が長くなると失われる。
・これは、腎症に対して、予防ではなく、より良い管理が行えていることを示している。
2017年10月13日(金) 担当:麻沼卓弥(後期研修医)
Reference:
Title:
Weight and Metabolic Outcomes 12 Years after Gastric Bypass.
Author:
Adams TD
DATA:
N Engl J Med. 2017 Sep 21;377(12):1143-1155. doi: 10.1056/NEJMoa1700459.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28930514
Discussion:
・Roux-en-Y 法胃バイパス術後の群と、非手術群を 12 年間観察
・Roux-en-Y 法胃バイパス術後の長期間の体重減量効果と効果的な T2DM 、HT 、DL の寛解率および発症率の低下を示した。
2017年10月05日(木) 担当:安達夏紀(前期研修医)
Reference:
Title:
Risk Factors for Severe Hypoglycemia in Black and White Adults With Diabetes: The Atherosclerosis Risk in Communities (ARIC) Study.
Author:
Lee AK
DATA:
Diabetes Care. 2017 Sep 19. pii: dc170819. doi: 10.2337/dc17-0819. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28928117
Discussion:
・高齢、黒人、血糖コントロールの不良、1.5 - AG による血糖変動、腎機能障害、認知機能症が重度な低血糖のリスクと強く相関している
・これらの要因は、高齢者の血糖目標を個別化する際に考慮される必要がある
・人種の違いによる低血糖リスクを減少させるためには、今後の研究が必要である