2019年02月
2019年02月22日(金)
担当:岩﨑直子(教授)
Reference:
- Title:
- Bullous Pemphigoid and Dipeptidyl Peptidase 4 Inhibitors: A Disproportionality Analysis Based on the Japanese Adverse Drug Event Report Database.
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care. 2018 Sep;41(9):e130-e132. doi: 10.2337/dc18-0210. Epub 2018 Jul 12.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30002201
Discussion:
類天疱瘡とDPP4阻害薬の関連を明らかにするために、PMDA データを用いた検討を行った。2017年6月時点で454,027件の副作用が収載されており、類天疱瘡とDPP4阻害薬おおよびその他の糖尿病薬についてreporting odds ratio (ROR)を求めた。Vildagliptin, Teneligliptin, LinagliptinのRORは他のDPP4iより高く、class effectの存在が考えられた。
Category:
薬物療法
2019年02月21日(木)
担当:鈴木裕太(助教)
Reference:
- Title:
- Macular thinning in prediabetes or type 2 diabetes without diabetic retinopathy: the Maastricht Study.
- Author:
- DATA:
- Acta Ophthalmol. 2018 Mar;96(2):174-182. doi: 10.1111/aos.13570. Epub 2017 Nov 1.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29090852
Discussion:
- 黄斑部網膜厚は糖尿病前症において減少しており、DRの臨床症状発生前であっても DM2 ではより大きな減少が認められる。
- DM2 w/o DR で観察された菲薄化の約半数は、既に糖尿病前症において認められた。黄斑部網膜の全般菲薄化は、連絡する乳頭 - 黄斑線維を介して視神経頭の側頭側の菲薄化と関係している可能性が考えられる。
Category:
眼合併症
2019年02月20日(水)
担当:鈴木智子(後期研修医)
Reference:
- Title:
- Late-Onset T1DM and Older Age Predict Risk of Additional Autoimmune Disease.
- Author:
- DATA:
- Diabetes Care. 2019 Jan;42(1):32-38. doi: 10.2337/dc18-1157. Epub 2018 Oct 25.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30361208
Discussion:
- 1 型糖尿病の発症年齢が高いこと( 30 歳以上 )は、他の自己免疫疾患合併の独立したリスク因子である。
- 発症年齢が高い( 30 歳以上 )1 型糖尿病患者、特に女性は、他の自己免疫疾患の合併の可能性を考慮し診療にあたるべきである。
2019年02月19日(火)
担当:榎本幸輔(前期研修医)
Reference:
- Title:
- Metabolic Syndrome in Psychotic Disorder Patients Treated With Oral and Long-Acting Injected Antipsychotics.
- Author:
- DATA:
- Front Psychiatry. 2019 Jan 16;9:744. doi: 10.3389/fpsyt.2018.00744. eCollection 2018.
- Abstract:
- https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30700975
Discussion:
- MetS の診断基準にある項目とは別に、MetSと補足的に関連した因子は、抗精神病薬の投与量、体重増加のリスクが高い抗精神病薬、高齢、性別(女性)であった。
- MetS のリスクとされる薬剤はクエチアピン>クロザピン>パリペリドン>オランザピン>リスペリドン>ハロペリドール>アリピプラゾールの順に高かった。
- 統合失調症よりも統合失調感情障害と診断された群の方が有意に MetS と相関があった。
- MetS との相関において、使用剤型は内服薬と LAI では有意な差はなかった。
Category:
肥満