モーニングレクチャー
大血管障害
2018年11月02日(金) 担当:馬場園哲也(教授・講座主任)
Reference:
Title:
Management of Hyperglycemia in Type 2 Diabetes, 2018. A Consensus Report by the American Diabetes Association (ADA) and the European Association for the Study of Diabetes (EASD).
Author:
Davies MJ
DATA:
Diabetes Care. 2018 Oct 4. pii: dci180033. doi: 10.2337/dci18-0033. [Epub ahead of print]
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30291106
Discussion:

SGLT2阻害薬やGLP‒1受容体作動薬などの臓器保護効果を検証した,最近の大規模臨床試験の結果に基づくADAEASD による新しい「高血糖管理に関するコンセンサスレポート」である.

2018年11月01日(木) 担当:花井豪(講師)
Reference:
Title:
Cardiovascular and Renal Outcomes With Canagliflozin According to Baseline Kidney Function.
Author:
Neuen BL
DATA:
Circulation. 2018 Oct 9;138(15):1537-1550. doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.118.035901.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29941478
Discussion:

CVD 既往を有する、または CVD 発症リスクの高い 2 型糖尿病患者において、カナグリフロジンの腎・CV イベント抑制に対する benefit は腎機能低下症例においても(少なくとも eGFR 30 までは)変わらない。

2018年10月06日(土) 担当:堀場 悠(後期研修医)
Reference:
Title:
Smoking Cessation, Weight Change, Type 2 Diabetes, and Mortality.
Author:
Hu Y
DATA:
N Engl J Med. 2018 Aug 16;379(7):623-632. doi: 10.1056/NEJMoa1803626.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30110591
Discussion:
大幅な体重増加を伴った禁煙は、2 型糖尿病の短期リスクの上昇に関連したが、心血管死亡と全死因死亡の減少に対する禁煙の利益を減少させなかった。
2018年08月08日(水) 担当:加藤ゆか(助教)
Reference:
Title:
Perivascular Adipose Tissue-Derived PDGF-D Contributes to Aortic Aneurysm Formation During Obesity.
Author:
Zhang ZB
DATA:
Diabetes. 2018 Aug;67(8):1549-1560. doi: 10.2337/db18-0098. Epub 2018 May 24.
Abstract:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29794241
Discussion:
  • マウスでの実験で、肥満において、perivascular adipose tissue PVAT)由来のPDGF-Dが大動脈瘤形成に関わっており、脂肪細胞由来PDGF-Dが過発現することによって血管外膜の線維化や炎症が促進し、肥満において大動脈瘤形成促進を引き起こしているという分子学的機序がわかった。
  • アンジオテンシンによって腹部大動脈瘤が引き起こされるという点は、高脂肪食由来の肥満マウスと遺伝子的な肥満マウスでは同様の結果であった。
  • PDGF-Dは、血管外膜においてTGF-βの電気信号を介して線維化や炎症を調整おり、PDGF-Dの働きを抑制すると、線維化や炎症も抑制されることがわかった。また、結果としてPDGF-Dの抑制が、マウスの大動脈瘤形成を減少させ、大動脈瘤破裂による死亡も減少させた。
  • これらの結果から、肥満でのPDGF-D機能の抑制は肥満由来の大動脈形成やメタボリック症候群を防ぐ介入となる可能性がある。
2018年08月02日(木) 担当:馬場園哲也(教授)
Reference:
Title:
Title:Lower risk of cardiovascular events and death associated with initiation of SGLT-1 Vs DPP-4 inhibitors - Analysis from the CVD-REAL 2 study
Author:
Kosaka S
DATA:
from the American Diabetes Association’s 78th Scientific Sessions, Orlando, FL
Abstract:
https://plan.core-apps.com/tristar_ada18/abstract/5188446740e191fd289345d56a79f2c7
Discussion:

日本を含む12か国で新規にSGLT1阻害薬(ダパグリフロジン)あるいはDPP-4 阻害薬を開始された2型糖尿病患者の国別傾向スコアマッチングによるネットワークメタ解析(181,620名ずつの対比較)において,12か国をプールした解析では全死亡,心不全による入院,心筋梗塞および脳卒中のリスクがSGLT1阻害薬で有意に低かった.ただし日本人のみの解析(19,752名ずつの対比較)では,発症イベント数が少なかった結果,全死亡および,全死亡と心不全による入院をプールした転帰に対してのみ,SGLT1阻害薬の優位性が示された.