糖尿病・代謝内科について

教授・診療部長挨拶

中神 朋子先生 東京女子医科大学
糖尿病・代謝内科学分野
中神 朋子

糖尿病は世界中で急増している疾患の一つで、日本国内の罹患数は約1000万人と推定されています。当科は、1975年7月にわが国初の「糖尿病センター」として初代所長の平田幸正教授が開設し、約半世紀にわたり国内外の糖尿病を持つ方の診療に貢献して参りました。「診療、研究、教育のすべてを糖尿病を持って生きる様々なライフステージの方に還元する」という教室の意志は、わが国で初めて糖尿病妊婦分娩を経験された第二代教授の大森安恵先生、その後、岩本安彦教授、内潟安子教授、馬場園哲也教授へと引き継がれ、今日まで国内の糖尿病診療をリードしてまいりました。

当科は国内随一の患者数を誇っており、歴代教授陣の礎を受け継いだ経験豊富な医師・メディカルスタッフが所属しております。熱意にあふれた若い医師も多く在籍しており、大学病院として1型糖尿病をはじめ、合併症の発症抑制・進展阻止、妊娠糖尿病・糖尿病合併妊娠、糖尿病足病変、肥満症など、最新医療の研究にも取り組んでおります。糖尿病を持って生きる方が健康な方と変わらない寿命や人生を過ごして頂けるよう、医師・メディカルスタッフはワンチームとなり日々精進しています。


沿革

 1973(昭和48)年 妊娠外来 開設

 1975(昭和50)年7月 糖尿病センター 開設
初代所長 平田幸正教授
 1978(昭和53)年11月 内科学第3講座 開設
平田幸正主任教授 就任
 1979(昭和54)年 神経障害外来、肥満外来、痛風外来、腎臓外来 開設

 1980(昭和55)年 糖尿病眼科、小児糖尿病外来 開設

 1987(昭和62)年 糖尿病センターへ移転
透析室併設、フットケア外来、ヤング外来 開設
 1991(平成 3)年4月 大森安恵 第三内科主任教授 就任

 1997(平成 9)年4月 岩本安彦 第三内科主任教授 就任

 2001(平成13)年 遺伝関連外来 開設

 2003(平成15)年7月 外来部門 総合外来センターへ移転

 2011(平成23)年4月 内潟安子 第三内科主任教授 就任

 2017(平成29)年4月 馬場園哲也
第5代 内科学(第三)講座 教授・講座主任 就任
 2024(令和6)年4月 中神朋子
内科学講座 糖尿病・代謝内科学分野 教授、診療部長 就任



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