第9回東京女子医大ヤングセミナーを終えて
糖尿病センター 内潟安子

 平成11年8月29日の日曜日、午後、第9回東京女子医科大ヤングセミナーを開催いたしました。本年は101名の皆さんがいらっしゃいました。今年はカップルでいらっしゃった方が多く、例年にないことでした。

 九州大学心療内科瀧井正人先生は、心療内科の治療について説明されました。『さかえ』で、毎回先生の連載がなされているので、ご存知のみなさんが多かったようです。食欲は単に食べたいという気持ちだけでかたずけることのできない、深い問題であります。食べたくないのに、食べてしまう、つい仕事がえりにコンビニに寄ってなにか買ってしまうというみなさん、いらっしゃいませんか。一度、先生の診察を受けてみませんか。悩んでいないで、一度九州へ出かけてみませんか。自分が家族やお友達から、たいへん心配されているのだ、みんな自分を心配してくれるのだ、ということが理解できるようになると、うまくいきます。

 自分ひとりインスリンを打っているのだ、だれも自分のことなんか心配していない、自分なんかどうなってもいい、なんて思っていませんか。ひとりよがりの人生なんて。弱いあなただから、だからまわりの人が気になってしまうのに。みんなから注目をあびたい、大事にしてもらいたい気持ちが、かえってまわりの、あなたの大事な人に迷惑をかけてしまう。

 『さかえ』の10月号に、九州大学心療内科を退院された萩原さんが今の心境を赤裸々に書いてくれています。是非読んでください。

 高知医科大学小児科の岡田泰助先生は1型糖尿病の治療の展望をまとめてお話くださいました。この内容はいづれ『さかえ』に掲載されることになりました。ここではかいつまんだお話をいたします。

 アメリカには大きな病気には、治療をサポートする財団があります。その中でも小児糖尿病財団は第3位の規模をもち、お金を世界からあつめて、小児糖尿病を治癒させるあらゆる研究にそのお金を提供しています。今年日本にも会長、副会長がいらっしゃいまして、よい研究をしてほしい旨を切に依頼されました。小児糖尿病を『治す』ために、どれだけでもお金を出しましょうというスタンスです。すばらしい限りです。そのような背景から、膵移植、膵細胞の分化誘導の研究など、多くの研究や実際の臨床治療が巣立っていきました。いまも世界中の研究者が一分一秒を争って、研究しています。『治癒』をめざして!
 来年は7月末に開催される予定です。ノボケアフレンドにご案内を出しますので、是非参加ください。

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